不動産投資、M&A、企業再生、債券取引等の場面ではこれまでの累積や蓄積の分析ももちろん大切ですが、将来キャッシュフローをベースに検討することにより重きがおかれます。将来のキャッシュ創出力の合理的予測においては、その事業資源たる不動産の内的状況や周辺の競合など外部環境について多角的、かつ詳細な調査を実施し、キャッシュフローに対して影響を与えるリスク要素を把握することが欠かせません。その欠かせぬプロセスがデューデリジェンスであり、物理的要素、経済的要素のほか、取り巻く法令運用などの行政的要素、人口・商圏などの社会的要素について評価を行います。
依頼者である投資サイドに投下資本の回収リスクを踏まえて投資の可否を判断していただくために不可欠のプロセスであり、ますますその重要性は認識されつつあります。われわれも依頼者の多様化する戦略・戦術に対応するため常日頃より嗅覚を磨き敏感に情報の蓄積と更新を尽くしていく責務を感じております。